先日の続きです。大ホール体験で皆さん、音が大きいとか響く、という声が多かったです。特に、音が響いていたのに気をとられて後は何も感じなかった、という生徒さんも何人かいました。フムフム、「響く」にそんなに驚いたのね、という感じです。確かに大ホールなので音響が響くようになっています。そして、スタンウェイというピアノは響きも良く響く方なのでそう感じたのでしょう。おまけに人がいない!!! そうです。これで観客がいたらまた音響が違うんですよ。観客席が全くの空席、というのも余計に音が響いていることに一役買っています。そんな中、細かく感じた事を記してくれた生徒さんも何人かいました。今日は、そんな中から一人の生徒さんの感想をかいつまんで記します。
この生徒さんは緊張したようですが、音が綺麗で気持ち良く弾けた、と語っています。鍵盤も重いかなと思っていたようですが、軽かったとのこと。そして、スタッカートがなめらかな感じになってしまい上手く出来なかった、と語っています。違いますよ~。ちゃんとスタッカートになっていました。そうです。これが大ホール、観客のいないホールの響きなんです。響きのせいで自分ではスタッカートが出来ていないように聞こえてしまったんですね。こういう体験が面白いところでもあります。最後にこの生徒さん。もしもお客さんがいっぱいだったら、と思うとゾッとした、とのことでした。(笑)
次回は別の生徒さん達の感想も少し紹介します。