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ピアノ演奏の表現とは

今日は、私が良く言っている表現力についてちょっとお話します。表現力、う~ン、難しいですよね。個性がある演奏、良いですね。しかし、個性ばかりで作曲家の意図を超えても良いかというと、私はそう思いません。中には個性バッチリが売りの方もいらっしゃいますが、やはり、曲を生み出した作曲家に対する敬意ははらわないと失礼ですよ。そう、作曲家の言いたい事、意図している事を楽譜から読み取り、それを伝えつつ、自分の個性、表現を加える、つまり50対50なのです。それは、単なる強弱だけでなく、音の出し方であったり呼吸であったり、そして、年齢と共に変わってくる自分の中の表現力、そして、大事な音楽の法則も加わってきます。う~ん、そんな難しい事、専門に進むんじゃないから必要ないよ~、と言われるかもしれません。しかし、例え趣味でも、その点を分かって演奏する、あるいは理解しているのとでは、全く違ってきます。そして、プロの演奏を聞く上でも違ってきます。良い聴衆が増えれば、プロの方々も励みになりますしね。何よりも、趣味でピアノを弾くにしても奥深さが分かると、楽しみと向上心も違ってきますよ。演奏の表現力、ピアノだけに当てはまるものではないですけどね。そして、表現力、表現力と傾き過ぎて、50対50の路線を踏み外さないようにアドバイスと指導をしてくれる師も必要ですけど。。。。。。